大阪公演は、4公演見たけど、4公演ともパワフルでした。でも、東京公演がダメだったってわけじゃなくて、全体の雰囲気が違うっていう感じなんだよね。完成度っていう点では、7月28日のマチネが一番だった気がする。つっても、全公演見てるわけではないので、あくまでも自分標準だけど。大阪公演はパワフルで、型破りな感じで、楽しかったです。
やっぱり舞台は生ものだから、見るたびに違う。だからこそ、やめられなくなっちゃうんだけど。
てことで、オーランドーとロザリンドに特化せず、全体的に印象に残ってるところをあげてみます。
○第一幕第二場 チャールズが運び出させるところ。もう、大好き。みんな口々にいろんなこと言ってて、騒がしくて、すっごく楽しいです。
ル・ボーが、オーランドーに忠告に来るところ。
いい人そうなル・ボーと、そのル・ボーに「ありがとうございます」ってちゃんとお礼を言うオーランドーの会話の場面は和みます。
11日のソワレで、めずらしくオーランドーが、この「ありがとう」で噛んでました。
○第一幕第三場 ロザリンドの「私の子供のお父様になる人がちょっと気になるから」っていうセリフがすごくかわいい。
こういうまわりくどい言い方、けっこう出てくるよね。「叔父様が、つまり追放されたあなたのお父様が、あなたの叔父、つまり私のお父様の公爵を追放なさったとしても・・・」とか、「私に父はおりません、あなたが父でないなら」とか、ね。
○第二幕第七場 ジェイクイズが阿呆を見たと言ってやってくるところ。
すっごくうれしそうなジェイクイズがいいっす。「まだら服がほしいぃっ」ていう高橋洋さんのセリフの言い方が好き。ジェイクイズって、ほとんどふさいでるか皮肉言ってるかだから、楽しそうなジェイクイズは貴重です。
前公爵が、素性がわかったオーランドーを抱きしめるところ。前公爵の人柄がすごくよく出るところだよね。ぐしゃぐしゃって感じで乱暴に抱きしめるから、オーランドーのうれしいけどちょっととまどうっていうか、びっくりしてるっていう感じがすごくよくわかる。
○第三幕第二場 オーランドーとジェイクイズの会話。
11日のソワレのオーランドー、全体的にセリフを「溜めて」言ってた気がした。
「この高鳴る胸のあたりです」っていうところで、一拍おく、みたいな。
○第三幕第三場 ちょっとどうでもいいことなんですけど、オリヴァー先生のキャラって、何?いや、ダメとか嫌いとか言うわけでは全然なくて、あのキャラはどっからきてんの?つか、どういうキャラなのよ。
○第三幕第五場 フィービー役の山下禎啓さん、妙な色気があって、好きです。間違いの喜劇では、娼婦の役やってたよね。
11日のマチネで、片方のお下げがほどけちゃって、髪を結わえ直すしぐさがかわいかったです。
○第五幕第四場 「どうもあの羊飼いの若者を見ていると娘の目鼻立ちがありありと浮かんでくるのだが」って、気付くのおせーよっ。オーランドーも前公爵もどんだけ鈍いんだよ。
で、オーランドーが「しかし、公爵、あの若者はこの森の生まれで、危険な魔術の数々を初歩から学んだそうです」って、すっかり信じちゃってるのがおかしい。
オーランドーも、まじめっつーか素直っていうか鈍いっていうか、、、。未来の奥さんにいいように騙されるって、先が思いやられるんですけどw
「信じてみたり、打ち消してみたり、なのです。希望が無になることを恐れ、その不安を自覚している者のように」
最近のコメント