仮面ライダーディケイド

2009.09.01

仮面ライダーディケイド 22話「ディエンド指名手配」/23話「エンド・オブ・ディエンド」

いやーん、なにこの回。
やたら熱いんですけど。そんで、すごくカッコいいんですけど。

井上先生って、こういうの書くといいんだよなあ、悔しいけど。熱い友情的な。いっしょに戦おう的な。
セリフも熱いんだけど、士と大樹、二人の間の距離感がすごくいいの。

士が海東のパンチを手で受けて、海東の目を見て言うセリフ。ぞわぞわしました。

「オレはお前を信じている。 なぜなら、お前の弱さを知ったからだ。
 オレとお前が手を組めば、お前はお前自身を信じることができる。
 その気持ちは、お前の好きなお宝だ」

若干、ディケイドっぽくはないような気がするけど。20話21話と同じで、このお話単体ではすごくおもしろかったんだけど、いまいち「ディケイド」じゃないんだよなあ。
でもでも、士と大樹のやりとりが、超絶カッコよくて、熱くて、すごい燃えました。だから、ま、いっか。

「今までお前のことをただのお宝マニアのコソドロだと思っていたが、昔は信じるものがあったんだな。
 だが、お前はその信じるものに裏切られた


「何が言いたい」

「お前は自分で自分のことを信じることができない。
 だからお宝を集めることでそんな自分をごまかそうとしていた、違うか?」

「わかったような口をきかないでくれないか。君に何がわかる」

 ↑海東のこういう言い方が好き

「わかるさ。お前は兄貴を助けることで、自分を取り戻そうとしている」

海東がなんでお宝にこだわるようになったかが語られるわけだけど、あの飄々とした海東に、あんな熱い過去があったなんて。
あんな過去をかかえてずっと一人でお宝を探していた海東が、今回、やっとお兄さんとの決着がついて、士とも少しわかりあえて、、、その上でまた新たにお宝をさがしに去ってくっていうのがよかった。
いろんなことが解決して、今までとは違った海東としてお宝をさがすんだよね。

あのシーン、すごいカッコよかったです。

「お前は一番大事なお宝をこの世界で手に入れた。もう盗みはしなくてすむな」

「やめてくれないか、そういうソレっぽいことを言うのは」

「おい、どこへ行く」


「決まってるさ、新しいお宝をさがしに」

つって、手でバーンて。ひゃー。

そして、海東が士の過去を語ろうとしたところで、邪魔が入ってうやむやになっちゃったけど、海東が知ってる士の過去って、なんなんだろう。海東は「士の世界」を知ってるのかね。
でも、あそこで邪魔が入ったのって、実は、この時点では、まだ何も決まってなかった、に100ペリカw

ところで、この話には、劇場版ブレイドの仮面ライダーが登場。お話そのものは、ブレイドじゃなかったけど。
20話21話はファイズの「パラダイスロスト」がモチーフになってたし、9つの世界を回り終わっちゃったから、次は劇場版シリーズってことですか。なるほど、考えたね。
でも、フォーティーンの組織に捕まって、意のままに動くように改造される、とか、「仮面ライダー」っぽかった。あれは、井上先生なりの、石森先生へのリスペクトなのかしら。

○三津谷葉子さん、今となっては「瞳子さん」にしか見えないよ。

○「デカいプリクラ」って

○「だから、その単純な作戦を何度も言わなくてもわかるから」
  っていう海東、かわいい。
  で、単純な作戦を何度も言う士、もっとかわいい。

○で、次はシンケンジャー、と。ある意味掟破りっていうか、前代未聞だけど、、、かなり楽しみです。

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2009.08.31

仮面ライダーディケイド 20話「ネガ世界の闇ライダー」/21話「歩く完全ライダー図鑑」

脚本が井上先生。よくも悪くも「井上敏樹」っていう回でした。
写真のネガとポジのように、世界にもポジとネガがあって、ネガの世界では、ダークライダーが「怪人」を管理していて人間が生きることを許されずに地下にもぐってる、、、。
あれ、なんかどっかで聞いたことがあるようなw。劇場版で、そういう話なかったっけ?
・・・っていうのは置いといて、この20話と21話、単体ではけっこうおもしろかったです。ただ、「仮面ライダーディケイド」としては、どうなんだって気がしますが。

結局、9つの世界を旅するっていうのはなんだったんだ。9つの世界をまわり終わっても、何もおこらないじゃないのよ。まだまだ旅は続くみたいだし。
っていうか、最終回がきても、終わりじゃなかったっぽいっていう噂を、風の便りで聞いたんですがほんとなんでしょうか。
あああ、でも、誰も教えてくれなくていいです。ちゃんと自力で追いついて、自力でびっくりしたりあきれたりしたいと思います。

で、一番イヤだったのが、士くんのキャラ。士くんて、ぶっきらぼうでツンデレキャラだけど、ユウスケを蹴ったりしないと思うの。士くんが最後に言うセリフも、いいこと言ってるんだけど、なんかとってつけたような感じがするんだよね。

 人は誰でも自分のいるべき場所をさがしている。
 そこは偽りのない日のあたる場所。
 そこへ行くために人は旅を続ける。そして旅を恐れない。
 その旅を汚したり利用したりする権利は誰にもない。

ま、「やっぱりオレは、通りすがりの仮面ライダーだ」っていうくだりは激カッコよかったけど。

しかしまあ、この2話の安っぽい青春映画みたいなノリはなんなんだ。なんなの、「退学クラブ」っていう「台風クラブ」と「包帯クラブ」がまざったようなネーミングは。
井上先生のことだから、裏になんかあると思ってたらほんとにあったけど、それにしても、回想シーンとか、こっぱずかしかったわ。深夜の学校に行って、銘板(漢字あってる?)をとってくるとか、秘密基地とか。思い出をカンに入れて埋めるとか。きゃー。

そんな中、海東が普通に「お宝」にこだわってるところにほっとした。海東出てきてほっとするっていうのも、なんか違う気もするけどw。

あと、モデルの士くんね。普通にカッコよかった。
スカウトの人が「10年に1人の逸材」って言ってたのは井上先生的にはギャグっていうか、この世界が士の思い通りになる世界っていうのを強調したかったんだろうけど、井上正大くん、普通にカッコいいからあんまりギャグになってないんだよね。つか、真剣に写真集「通りすがり」、ほしいって思いました。

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2009.08.24

仮面ライダーディケイド 第18話「サボる響鬼」/第19話「終わる旅」

響鬼がもともと師匠とか弟子とか継承とかがモチーフになってるからかもしれないけど、少年の成長物語としてよくできた話だったなあ。師匠が鬼の力を制御できなくなっていって、鬼になってしまった自分を弟子に倒してほしいと願うとかって、割とありがちだけど、燃えるのよね。

それにしても、今回の大樹、明日夢くんにいいこと言ったりしてキーポイントになってたんだけど、ああ見えて、意外といいヤツってことですか。士くんも、なんだかんだ言って優しくていいヤツだし、ツンデレコンビなわけですね。そのツンデレっぷりがなかなかいいっす。

やる気さえあれば、不可能なことなんてありません。
まずは、動くことです。
動けば何かが始まります。

受け継ぐのは鬼の力だけじゃない。
響鬼っていう人の魂を受け継ぐことなんだ。

言っておくけど、僕は君よりもずっと前から通りすがりの仮面ライダーだ。
おぼえておけ。

○響鬼は、オリジナルキャスト総出演なのね。細川さんと楽人くん出てないけど。
 懐かしいなあ。

○トドロキさん、太った?

○あきらが変身したー。
 でも、どうも舞台版「鴨川ホルモー」見たせいで、どうしてもあきらっていうより凡ちゃんに見えてしまうの。どっちも鬼出てくるし。

○王蛇出たー。イライラしてた。
 やっぱ、王蛇は「ここか祭りの場所は」だよね。

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仮面ライダーディケイド 第16話「警告:カブト暴走中」/第17話「おばあちゃんの味の道」

なんか、ギャグがいつもと違う。。。やっぱ脚本が違う人だから?でも、若干違和感はあるけど、嫌いじゃじゃないっす。
古怒田健志さんて、ダイナとかガイアとかを書いた人なのね。あんまり印象ないけど、

一味違ったカブトの世界だったけど、けっこうおもしろかった。この世界の「マユ」は、ひよりと樹花ちゃんが混ざってる存在なのね。で、カブトは、クロックアップした世界から戻れなくなっている、と。
戻れないっていうのは、オリジナルカブトみたいに、自分の好きなタイミングでクロックアップするんじゃなくて、ずっとクロックアップしぱなしだからってことなんだよね。考えてみると、すごいことだよね。周りがずっと止まったようになってる世界で、自分だけが動いてるっていうことだから。切ないよなあ。ある意味、黒カブトが考えた「クロックダウン」の世界でよかったんじゃ?

この世に一ヶ所だけ、たとえ世界の全てを敵に回しても家族の帰りを待ってる場所がある。
この世に一人だけ、たとえ世界の全てを敵に回しても、家族のために戦う男がいる。

川岡大次郎さん、黒カブトと白カブトを演じ分けてましたね。黒カブト、楽しそうにやってるように見えましたが、、、何か?

士くん、やさしいです。キャラ設定がそうなのか、井上正大くんがそうなのかわかんないけど、士くんて、あんまり感情を表に出さないよね。でも、士くんのやさしさって、表ににじみ出てくるっていうか、感じ取れるっていうか。不思議なんだけど、そんな士くん、好きです。

最近、「夏休みの恋人~フィルムの中の彼と彼~」っていうのを見ておりまして、この中に出てくる井上くん演じる龍治も、ちょっとツンデレっぽくて、士くんとかぶるのです。ちなみに、名護さんも出ております。高校の映研の話なんだけど、なんで自主映画が特撮じゃないのか不思議です。

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仮面ライダーディケイド 第14話「超・電王ビギニング」/第15話「超モモタロス、参上!」

電王の世界、なつかしい。
脚本が小林靖子にゃんだから、電王の世界観はそのままでディケイドになってるんだよね。
士がR士になったりU士になったり。U夏みかんとか、新鮮だった。

で、ここで第一回の破壊された世界の場面が。
そっか、電王の消えちゃった世界のイメージって、ああいう感じだったね。なんか、電王の世界であの場面が出てくると、すごくしっくりくるような気がする。夏みかんのあの白いドレスも、鳴滝さんも、あの荒廃した世界も、電王っぽいんだよね。

ディケイドが世界を破壊するとかっていうのは、士がある意味「特異点」みたいな特別な存在っていうことなんだろうか。

と、まあ、もう世間的にはいろんな謎がとけてるのかもしれないけど、あえて情報を仕入れずに見ております。わくわくします。
っていうか、早くシンケンジャーの回が見たいの。

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仮面ライダーディケイド 第12話「再会 プロジェクト・アギト」/第13話「覚醒 魂のトルネード」

もう次のライダーが始まろうかっていうのに、ディケイド、録画だけして見てない回がたまっております。なので、今週は、ディケイド強化週間ってことで。

アギトの世界。
オリジナル・アギトのパラレルワールドで、クウガのパラレル・ワールドのもう一つのパラレル・ワールドで、、、なんだかわけがわかりません。
八代さんは、最初の八代さんとは違うんだよね。ギルスが山中聡さんだし、なんか大人な世界だったです。

士くんがどんどん「いいヤツ」になってくなあ。もともといいヤツなんだと思うけど、それがストレートに表に表れるようになってるような気がする。だからっていうわけでもないけど、最初のころより「通りすがりの仮面ライダーだ」っていう決めセリフがすごくカッコいいんだよね。やっぱ、ヒーローっす。

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2009.04.13

仮面ライダーディケイド 第11話「555つの顔、1つの宝」

おもしろかった。555の設定やテーマを活かしつつ、うまくパロディになってて、物語も1つの独立したものとして成立してるし。タクミと由里の関係が、そのまま人間とオルフェノクの共存っていうテーマになってて、しかも、普通の高校生のラブ・ストーリーでもあるっていう。
そして、そのタクミと由里に対する士のかかわり方が、すごいよかった。士って一見飄々としててつかみ所がないようなキャラに見えるけど、実はけっこう熱くていいヤツなんだよね。だんだん士がカッコよく見えてきたよ。「通りすがりの仮面ライダーだ」っていうセリフも、いい感じ。

今回は、今までで一番、オリジナルの話とディケイドの世界がマッチしてたと思う。なかなかうまいなあ。會川昇さん、オリジナルの仮面ライダーとディケイドとのバランスっていうか、MIXの仕方に慣れてきたのかなあって思ったりして。
・・・とか言ってたら、メインライターが変るらしい。
えー。
ブレイド編を米村さんが書いたのって、會川さんが劇場版かなんかで忙しいからピンチヒッターだと思ってたけど、もしかしてメインライターが変る伏線だったの?
なんか、大人の世界って難しいわ。
メインライターが変ってもいいけど、願わくば、ディケイドの全体を通しての世界観がブレないでほしいです。ま、そういうのがあったらっていう話だけど。

で、大樹は、いろんなライダーの変身グッズを集めてどうするつもりなんだろ。まさか、仮面ライダーヲタクで、集めて喜んでるだけっていうワケじゃないんだよね?
大樹が登場してから、すっかり村井くんのカゲが薄くなっちゃって、変身すらしない日々が続いてたけど、次回から始まるアギト編では重要な役回りになりそうなんで、よかったです。

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2009.03.30

仮面ライダーディケイド 第10話「ファイズ学園の怪盗」

某花男のパロディのようで、ちゃんとファイズのパロディになってて、おもしろかった。
途中、「テニスの王子様」にもなってたしw。いくらF4ラッキークローバーといえども、テニスだったらやっぱ、士にはかなわないと思う。あのテニスするシーン、まるで実写版テニスの王子様のようw

で、ディエンドって「怪盗」なの?それって、どういう位置づけなんだろう。鳴滝さんも恐れる存在っていうのと「怪盗」っていうのがどうも結びつかないです。あと「ナマコ」ね。「ナマコ」が食べられないっていうことに、何か深い意味はあるんでしょうか。ないかw
「怪盗」って言ってるけど、集めてるのはライダーベルトだけっぽいよね。大樹は、ベルトを集めてどうすんだろ。よくわかんないです。
そして、ユウスケの存在意義もよくわかんなくなってきたなあ。最近変身しないし。

ディケイドって、全体像がどうこうよりも、過去のライダーのパロディとしてその回その回を楽しめればいいっていう視聴スタンスになってきました。だから、細かい設定は深く考えないことにします。

○ラッキークローバーが投げ捨てたカメラに飛びついて拾う士がカッコよかったです。

○いかにも弱そうな「たくみ」くんがウルフオルフェノクでファイズって、そのまますぎですわ。

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仮面ライダーディケイド 第9話「ブレイドブレード」

BOARDはアンデッドを倒すことが仕事だから、あの胡散臭い社長はアンデッドがいなくなっちゃわないように、ジョーカーを生み出そうとしてたわけね。なるほど。でも、カリスの中の人があの社長で、若干ガッカリw。
で、鎌田は、レギュラーキャラなのかしら。またどっかで出てくるのかね。
そして新キャラ、登場。中の人はごくせん3に出てたのね。卒業SPにいた?
ディエンドって名前がビミョー。「なまこが嫌い」っていうのも、ビミョーw。
士のことはよく知ってるみたいだけど、どういう関係なんだろ。いまいちディケイドの設定がよくわかんないです。

それにしても、何にも考えてないようで実は深い考えがあるって見せかけて、実は何も考えてない士
のキャラが、なんかいい感じになってきた。

○麗羅の笑顔、癒されました。いいなあ、鈴木拡樹くん。

○次回は、花男のパロディなのねw
 つか、今回は、メイちゃんの執事だったけどね。

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2009.03.17

仮面ライダーディケイド 第8話「ブレイド食堂いらっしゃいませ」

今回は、脚本が米村 正二さん。會川昇さんがブレイドのメインライターだったから、あえて変更したのかね。
ブレイドの世界、なんか懐かしかった。アンデッドがカードに封印されるとことか、ひさびさに見たら燃えた。あのカードに吸い込まれるのって、ちょっとすごいと思う。

BOARDの社員に、アンデッドみたいな階級があるっていう設定、おもしろいなあ。なんか、だんだん「パラレルワールド」っていう設定に慣れてきたのか、違和感なく違う世界に入っていけるようになった気がする。っていうか、おもしろい。士のキャラにも慣れてきたし。
そうは言っても、ギャレンがヘタレじゃなく、ブレイドのカツゼツがいいのはブレイドじゃなーいって思いますが。
最後に伝説の仮面ライダーとか言って、カリスが出てきたけど、あれは、誰?しゃちょー?
っていうか、カリスやっぱカッコいいなあ。

そして、ひさびさの小次郎と麗羅。こっちも懐かしかったっす。麗羅はほんと、女子みたいだよね。

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