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2016.01.31

ピンクとグレー

公開初日に、見て来ました。
映画は二人の男の子と一人の女の子の物語。リバちゃんとゴッチという二人の男の子が芸能界に入って、かたやスターにかたや芽が出ずに腐ってしまうという極端な人生を歩む。でも、24歳の誕生日にスターだったゴッチが自殺してから、リバちゃんの運命が劇的に変わっていく。まるでリバちゃんとゴッチの立ち位置が入れ替わったかのように。ゴッチはどうして自殺したのか、リバちゃんはそれをどう受け止めて生きて行くのか、という話。

東京国際映画祭での先行上映で見てるので2回目。ちょっとした仕掛けのある映画なんだけど、仕掛けがわかって見ても、いろいろ発見があって楽しい。 でも、1回は知らないで見た方がいいと思うので、ネタバレの感想はたたんでおきます。

初見のメモ。
面白かった、いろんな意味で。 主人公のリバちゃんがゴッチを演じてる体の劇中映画である前半と、現実を描いている後半という構造。監督的には、中島裕翔くんにゴツチを演じさせたいという意図が あったらしい。それと、モノクロは生々しく、現実を描くのに適してるっていうのがあって、絵空事の前半がカラー、現実の後半がモノクロっていうのもあった みたい。確かに、後半は生々しかった。監督が原作から感じたエロスも、後半の方が強かったし。ま、前半も菅田将暉くんと夏帆ちゃんのシーンでそれっぽいと ころはあったけど。

菅田将暉くん、すごかったなあ。夏帆ちゃんも。全く違う2つのキャラを演じてる。菅田将暉くんは、ダメな役者がダメなように演技する シーンとかあったしね。夏帆ちゃん、純情な女子高生とあばずれの女優という極端なキャラ。うまくなったよね。後、リバちゃんの姉役で小林涼子ちゃん。彼女 のバレエは美しい。それと、柳楽優弥くん。出てるの知らなかったから、びっくり。存在感ハンパなかった。ま、 アイドルではないけどね^^;

監督の話。
○菅田将暉は、すごい俳優だということ。鬼才って言ってたな。今の映画界が1番使いたい俳優、みたいなこと言ってた。で、その菅田将暉くんと渡りあった中島 裕翔くんも褒めてた。確かに、中島裕翔くん、ゴツチもリバちゃんも両方演じてるんだけど、両方ちゃんと違う人格として演じてた。監督は、中島裕翔くんにゴツチを演じさせ たかったんだって。だから、前半は劇中映画にして、後半は配役がかわるようにしたらしい。考えたよねー。

○中島裕翔くんは演じてる時に手で首の後ろを触るクセがあって、前半=ゴツチの時はやめさせて、後半のダメな方=リバちゃんの時にはやらせたんだって。 後、劇中で出てくるMVは、ものの15分で撮れたんだって。ジャニーズはすごいって言ってた^^;。カメラに向かってキメキメのポーズを恥ずかしげもなく できるって。カッコよく。柳楽優弥くんでも同じMV作ったけど、柳楽優弥くんは全然できなかったって^^;

○菅田将暉くんと中島裕翔くんは、お互いをすごくリスペクトしあってて、すごく仲良しだったって。ゲイかってくらい、一緒にいたって。釜山の映画祭の時 は、手をつないで歩いてるのかっていうくらい仲良しだったって^^; 監督が原作に感じたのはエロスで、それはいろんな意味でのエロスで、男女間だけでなく、姉弟、男同士も。そのエロスを表現する上で、ふたりが仲良しだったのは、映画に反映できたかもって。

○監督が描こうとしたのは、生きることと死ぬこと、残されたもののことなのかな。そういえば、真夜中の5分前も、残されたもののことを描いてるよね。

初日舞台挨拶のメモ。
劇中映画は、監督によるとダメな監督が転校生をパクった映画っていう体らしいけど、そう思って見ると、むやみにモノローグ使ってみたり、無駄に爽やか感を出してみたり、確かにダメな感じを出そう としてるなっていうのはわかった。でもね、それでも単純なダメ映画にはなってないのよね。それはやっぱり菅田将暉くんの力だったり中島裕翔くんのキラキラ 感だったりがあるからなのかなあって思った。

○菅田将暉くん、舞台挨拶シリーズはずっと中島裕翔くんのお父さんという体で行くらしい。参観なんだって。で、中島裕翔くんの写真を撮ってた。いきなり 撮ったら、中島裕翔くんが、撮る時は言ってよ、ポーズするからって言って、さすがジャニーズって思った。

○菅田将暉くん、劇中映画のリバちゃんを演じるにあたって、成瀬ならこう演じるだろうなって考えて演じてたそう。成瀬的には、リバちゃんていうのはこんなもんだ的な考えだったらしい。劇中映画のリバちゃんは、泣くシーンとかありがちな感じで、割と俗物的なんだよね。つまりそれは、成瀬が考えるリバちゃん像 であり、そう考える成瀬は、イヤなやつだ、と。菅田将暉くん、さすがだなあと思った。

○夏帆ちゃんの変貌ぶりがすごいって、菅田将暉くん中島裕翔くん言ってた。確かに、清純なサリーとあばずれ感ハンパない女優役。確かにすごかった。で、あの サリーは、夏帆ちゃん演じる女優の子が考えるサリーなんだ、と。

○劇中映画でリバちゃんがゴッチと初めて共演するシーン。リバちゃんが緊張のあまり泣く、という芝居をしている成瀬を演じている菅田将暉くん。中島裕翔くん は、見てて笑いをこらえるのに必死だったらしい。

○現実のサリー役の岸井ゆきのさんは、ちっちゃくて可愛いって、菅田くん中島くん談。

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