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2007.06.17

キサラギ

見てきました。チネチッタ川崎@舞台挨拶付き。
渋谷シネクイントと池袋シネリーブルの舞台挨拶のチケットは、チケットぴあに朝イチで並んだのにとれず、あきらめてたんですが、急遽チネチッタ川崎でもやるってことで、行ってきました。

ネットで知り合った自殺したD級アイドルのファンが、一周忌に集まって追悼会を開くんだけど、誰かが言った「如月ミキは殺された」っていう一言から話が二転三転していくっていう、サスペンスコメディ。追悼会をやってる部屋だけで物語が進行していく、「ワンシチュエーション」コメディなんだよね。で、追悼会って、いわゆる「オフ会」で、登場人物はみんなハンドルで呼び合う。まあ、小栗旬くんとか小出恵介くんとかが出てるとはいえ、みんな「ヲタク」っていう設定です。なんとなく、状況的に、すごく親近感っていうかデジャヴな雰囲気を感じましたよ。ははは。

すっごいおもしろかった。笑ったし、泣いたし、「あぁ~」って何回もこころの中で思ったし。ワイドショーの客席の人みたいに、いつのまにかうんうん頷いてたりしてね。
脚本の勝利だと思う。すごくよく計算されてるっていう感じ。話が進むにつれて、薄皮を一枚ずつはがすように、いろんな事がわかっていくんだけど、それって、必ず前のどっかに伏線が貼ってあるのね。で、いろんな事が、お互いに絡みあって、すごく巧妙に作ってある。
いちいち小ネタで笑わせてくれるし、なんか、見ててちょっと悔しくなっちゃった。って、なんでだよw

登場人物がどういう人間なのかっていう説明がなくて、っていうより、見てる方も、オフ会で初めて会う、っていう感じになってるんだよね。で、少しずつどんなキャラかわかっていくんだけど、そのこと自体もネタっていうか、伏線になってるのね。うまくできてるんだよね。

脚本の勝利、とは言ったものの、当然のごとく出演者はみんな一癖も二癖もある役者さんたちだから、それぞれ「ネットにいそうな変な人」を熱演してて、すごいなあって思った。
最後のダンス(っていうか、ヲタ芸?)は、リズム感なかったけどね。もうちょっとキレがないとねー。

舞台挨拶に登場した小栗旬くんは、直前まで「お気に召すまま」の稽古をやってたそうで、私服のジャージ姿。昼間の挨拶の時は、劇中で着てた喪服だったそうだけど、チネチッタ川崎には、急遽決まったってこともあって、ラフな格好でした。
上映後ってこと、それから小栗旬くん1人だってことで、質疑応答がメインでした。うう、急に言われても、質問なんて思いつかないよ、一応手をあげたけどさ。もちろん選ばれなかったけどね。

てことで、楽しくて幸せな二時間でした。
これ、ほんとおもしろいから、ほんと、オススメです。見てない方、見た方がいいと思います。

(こっからネタバレ)
(キサラギに限っては、見に行こうと思ってる人は、ゼッタイ事前にネタバレ読んでいかない方がいいと思うの)

終わったころに、質問ていうか、ちょっと聞いてみたいことを思いついたんだけど、、、。たいがいそういうもんだよね。ま、どっちみち質問する機会はなかったわけだけど。
予告を見た段階では、「如月ミキ」がどんな顔してるのか最後までわかんないんだと思ってたんだけど、最後の方で、ちゃんと顔が出てくるのよね。これちょっと意外だった。あの見えそうで見えない感がよかったんだけどなあ。ここだけちょっと不満。出演者とか監督は、その辺どう思ってるのかなあっていうのを聞いてみたかっったのね。それが何か?って言われちゃうと身もフタもないんだけど。
でも、大磯ロングビーチでの安っぽい歌とか振り付けが最高によかった。ああいうアイドル大好き。

小栗くんは、家元っていうハンドルで、オフを仕切る人。如月ミキのことは自分が一番よく知ってるって自負していて、まあ、ほんとによく知ってるし、いろんなもの持ってるっていう設定。いるいる、って思えるキャラ。ちょっと弱くて情けない男。こういうタイプって、運動神経が全然なくて踊りとか全くダメっていう事が多いんだけど、家元もそう。まあ、小栗くんて、運動神経はすごくいいけど、リズム感がないので、そういう意味では、ぴったりだったかな^^;
#しかし、カミセン(笑)の二人、小栗くんと小出くんがリズム感がないって、おもしろいよね。トニセンの方はうまかったけどw

小栗くん、「狂言回し」的な役だけど、最後はオチっていうか、すごく重要な存在になる。その辺の感情の起伏っていうか微妙な変化の演じ方、さすがだったっす。こういう軽いような情けないような役って、けっこう合ってるよね。花沢類的王子様もいいんだけど。
家元の存在が、如月ミキにとって実はすごく重要な意味を持っていた、ってことがわかるくだりは、正直泣いちゃった。
うん、ほんと、おもしろくていい話だったです。

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土曜のオールナイト上映で観てきたのが『キサラギ』。 公開直後ということもあって、遅い時間だったけど結構座席は埋まってた。予告を事前に見たわけでもなく予備知識はまっさら。しかもここ最近は割と早い時間に寝ていたので、最初からぐだぐだだと寝ちゃうなぁと心配...... [続きを読む]

受信: 2007.06.18 22:03

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